![]() |
数量表 全数当たり
|
擁壁ブロック設置箇所は不特定多数の方が往来するスポーツクラブの駐車場に面しており、将来にわたる景観の確保と安全性が重視されました。当初はL 型擁壁や補強土壁工法等の従来工法が検討されましたが、直壁では圧迫感を与える事や滑面のコンクリート面が無機質な印象を与える事が、補強土壁については変形した場合の不安感等が指摘されました。
一方箱型擁壁は、階段積みで緩やかな印象を与えること、植栽ができること、(独)土木研究所における耐震性の検証と中越地震の経験を踏まえた高い安全性が評価されて採用に至りました。
また工事は、かつてため池が存在した箇所における全盛土で行なわれたため、盛土による全体の安定性の確保のため地盤改良と盛土材の改良も行なわれました。