高い耐震性能・優れた排水性能を共に備えた箱型擁壁工法は全国各地で採用されています。

施工例・実績-城の石垣復元


数量表 全数当たり
名称 規格・寸法 単位 数量
据付工   852
箱型擁壁 A 型(1,000 × 2,000 × 1,250mm) 351
B 型(1,000 × 1,500 × 1,250mm) 100
中・裏込砕石工 割栗石及びS-40 前後(単粒度砕石) 1127.65
暗渠工 φ 150mm(樹脂製) m 68.50
基礎砕石工 S-40 前後(単粒度砕石) 49.32
吸出防止材   943.10

箱型擁壁は、日本各地に見られる城の石垣をヒントに開発された「可とう性のもたれ式擁壁」で、寺勾配状に積み上げることが特徴のひとつとなっています。  
平成12年の京都府福知山城公園の城壁災害復旧に際し、歴史的遺産である寺勾配形状の石垣を復元するために丹波石を使用し、伝統的な土木工法の穴太(あのう)積みによる石垣復元を目指しました。
背面に土圧を受ける併用工法の擁壁として、安全性・施工性・経済性・排水性に優れた工法として箱型擁壁が採用されました。福知山城公園の城壁の復元計画にあっては、延長が長く背の高い石垣の崩落防止措置として施されていた①出隅(ですみ)②入角(いりずみ)や地形に合わせた折れ線部の③シノギ角(しのぎずみ)を、寺勾配状に構築する高度な施工技術を解決する必要がありました。
箱型擁壁は、その箱体の小段部を利用して積み上げて行く、丹波石の設置場所や作業スペースの十分な確保が可能であったため、安全で迅速な復元工事の実施工程の立案にも大きく寄与しました。

福知山城の石垣修復